希望を信じて

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 今日は学校がお休みの日だ。  いつもだったらふとんにくるまって夢の中をさまよっているところだが今日は違った。翔太はおなかいっぱい朝ごはんを食べて玄関の戸をバタンと勢いよく開けて飛び出した。 「いってらっしゃい」  お母さんの声が扉の向こうから微かにして足を止めた。  聞き耳を立てると「いったい、どうしたのかしらね。あの子ったら、もしかして好きな子でもできたかな」との声が届き、思わず照れ笑いをしてしまった。  あれ、鼻歌もしてきた。  翔太はお母さんが楽しそうにしていることがうれしくてスキップしながら駄菓子屋に向かった。 *
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