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さすがに4回も精液を吐き出すと、身体の熱も引いてきた。倦怠感で身体が全然動かない。湯あたりしたような感覚。喉が乾いてしかたない。
「ごめ……、七星、水……」
七星が備え付けの冷蔵庫から、ミネラルウォーターを取ってくる。俺の背中を支えながら起こし、飲ませてくれた。安堵と同時に睡魔が襲ってくる。
「ゆっくり休んでください、拓叶さん。僕がそばにいますから…」
七星の声が子守唄のように心地よい。七星の方に倒れこみながら、俺はゆっくりと意識を手放した。
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