三章

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テーブルを囲んで参加者達はソファに腰をかけた。 ちょうど部屋の中央奥にある扉の前に大金が座る様な形になっている。対面した場所にウルシダは座っていた。 「では皆さま。 この度は株式会社・今日から愛しますの婚活パーティーに参加して頂きありがとうございます。 ホームページにも内容は書いてありましたが、もう一度私から説明させていただきます。 まず、このパーティーの目的は愛す相手を見つけるためのものでございます。 その為にこれから一週間、参加者様達にはこの館で共同生活をしてもらいます。 そして、その生活の中で相応しいパートナーを見つけて頂こうといったものでございます。 ここまでは宜しいですか? 」 そう言って大金は全員の顔を見渡した。 みな、首を縦に降る。 「では、この館のルールと案内をしましょう。 まず、ルールですが共同生活なので協調性のある行動をして貰います。あとは特に変わったルールなどは御座いません。 それと…… 館を案内する前に皆さまで自己紹介をして貰います」 大金はそう言い、目の前の座っていたからか目が合った。それと同時に皆の視線が一斉に集まった。
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