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「勇者たかしよ、お主がいくら魔導の使い手でも、あの森へ行くのだけは辞めるのじゃ、あの森へ行って、生きて帰ったものはおらぬ」
あーはいはい、行けって意味だろ?
俺はその日に森へ向かい、普通にワンパンで圧勝した。
森の奥で財宝を守るドラゴンは粉々に砕け散った。
「なんてことじゃ!今まで誰もなし得なかった偉業をこうもたやすくやり遂げてしまうとは、何という才能!まるで神の使い、天使様のようじゃ!!」
町長とやらはそう叫んで喜ぶと、関所を通るための鍵をくれたが、鍵開けの呪文が使える俺には不要だったのですぐ捨てた。
「おいジジイ、ところでこの町ってのは、奴隷を売る商人はいないのか?」
「はて、勇者様は奴隷をお望みで?それでしたら月に一度城下町へ行く奴隷商人がこの町に立ち寄ります、その時に直接交渉されてはいかがでしょう」
そこで俺は、奴隷商人から奴隷を買ったんだ。
それはピコという名前の亜人、猫耳。
俺はそのまま隣の城下町へ行って、闇の暗殺ギルドに加入した。
そこに所属していたウサギ耳の忍者、名前はプッコ。
こいつが可愛かったから強引にでも仲間に引き入れようと思っていたら、強すぎる俺の能力を見て、仲間になってくれた。
暗殺ギルドの奴らが俺のことを妬んで襲いかかってきたから、初級魔法だけでぶっ潰すと、国王から感謝された。
その国の姫が何か頼みごとをしようとしてきたが、可愛くなかったから無視することにした。
貧乳は興味ねーんだよなー。
それから俺は、ピコ、プッコと共に旅に出た。
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