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地面に亀裂ができるとともに、斬撃と岩石が三叉に分かれ、それぞれを攻撃する。
たかしは斬撃を剣でなぎ払いマントで岩を防いだが、防御しただけのピコとプッコは、そのまま体を切り裂かれて死体となった。
「たかし様、ここはもう剣技で早期決着をつけるべきです」
「そうだな」
たかしは居合の構えを取り、力を溜め始めた。
「そーゆータイプには、こーゆーふうにせいって言われとるんじゃよ」
ロニセラは魔法で、自身の素早さを上げると、たかしに向かって嫌がらせ魔法をかけた。
攻撃力低下。しかし効果がない!
防御力低下。しかし効果がない!
回避力低下。しかし効果がない!
命中率低下。しかし効果がない!
嫌がらせの魔法は全てマントによって防がれた。
「くぬーーっ、効かんのじゃ!」
「これで終わりだ!!!!」
たかしが横一閃、空間ごと切り裂く剣撃がロニセラの胴を2つに切り裂いた。
「フッ、終わったな」
「たかし様!まだですっ!!」
そうマントが叫んだ時、ロニセラが背後から振り下ろした一撃で、マントは2つに避けてしまった。
同時にたかしは背中に深い傷を負う。
「ふーっふっふ、馬鹿じゃのーーぅ、わらわがあんな溜めの長い攻撃を避けんわけがないじゃろう」
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