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《ガーディアンズⅣ Lay your hands on me》
《ガーディアンズⅣ Lay your hands on me》
水品 正生
朝方、七時半頃リングが鳴った。タキからだった。あたしはキッチンで朝食の用意をしていた。ま、ハムエッグとトースト、コーヒーくらいだけど。
「おはよ。なに?」
────おはよう、シルヴァ。あのさ、ヒロと八時頃コンシェルさんの家に集まれない?
「いいよ。なに?」
────まあ、それは来てから説明するから。じゃあ、また後で。
なんだ一体。タキにしては珍しく一方的な内容だったな。なにかあったのかな、と考えていると、ヒロが二階から降りてきた。
「タキから連絡があったの。八時頃コンシェルさんの家に集まれって。食べてて。今コーヒーの用意するから」
「ああ」
急いで朝食を食べ終え、着替えて家を出る。タキのあの調子だと、八時と言わず、もっと前に来ている可能性がありそうだ。
ガイルとコットンに出くわした。
「おはよ。そっちも?」
「ああ」
ふと見るとプレスキールキットも走ってきた。ナナミもあゆみも出てくる。
「なによこれ?」
と言っている間にニッケル家族も三人で出てきた。
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