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「お前が仲間になりに来たと言うのなら、拒む理由は何もない。というよりもこちらにはランブルがいる。彼女の『言葉』は百パーセント。間違いがない。それを聞いているから来る事も知っていた。────だがふたつ質問がある。“帰り人”をどう思っているのか。再び“感染者”になりたいのか」
ノートは自分で調べたら、”帰り人”とのクォーターだったらしい。自分を否定するようなものだ、“帰り人”にはもうなんの感情も持っていない、と答えた。もうひとつの質問もイエス。
これで戦力が一人増えた。
結局その後はいつもの狂宴が始まり、可哀想なノートはそれに巻き込まれてべろべろにされた。
その日は家に泊まり、次の日にあかねが家を用意した。
ともあれ、その日からノートは我々の仲間になったのだ。歳は二千歳を越えているが、あたしから見ても結構かわいい奴なのだ。童顔で外見も二十歳そこそこにしか見えないしせいもあるし、一人称は『僕』だし、言葉遣いも割りと幼い。きっと”発病”はかなり若い時期なのだろう。
☆
今はガーディアンも数千人に増えている。あたしが提案した移動中の報酬、の成果だ。だから今こうして旅に出る事が出来ている。コットンとガイルは二人で後ろから付いてきている。プレスキールキットの車には当然ノートが乗っている。
プレスキールキットは本当に一ヶ月でノートをモノにした。かなり強引な手段も使ったらしいが、その辺りは詳しくは聞いていない。
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