《ガーディアンズⅤ Vampire》

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《ガーディアンズⅤ Vampire》

《ガーディアンズⅤ Vampire》                                      Jin      第一章   プロローグ  七年前の話だ。中央で百人以上を人実にとり、コンシェルの街の心理強制解除を要求した、ノートと言う人物があたしの家を尋ねてきた。あたし、と言うよりもヒロに会いに来たのだ。ヒロが来いと言ったからだ。夕方四時頃だった。  ノートは他の仲間三人とは縁を切ったという。心を入れ替えて、あたし達の仲間になりたいと願った。そのためにはどうすれば良いのか等、質問攻めにあったのはあたしだ。  あたし達はランブルの『言葉』があったから、初めからノートの事は信用していた。逆に彼が、あたし達が簡単に受け入れる事に疑問を持った程だ。  こっちは当然仲間にするつもりで接していたのだが、ノートの方はどうすれば罪を償えるのか、とそればかりを気にしていた。  みんなを呼ぼうと言うことになって、一番最初にすっ飛んできたのはプレスキールキットだった。ま、ノートの事をお気に入りの様子だったからね。コットン、ナナミはすぐに来た。他は仕事が終わり次第駆けつけた。  ヒロが質問をした。     
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