第3章 千里眼(前)

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 裸にされた三島悠里は小刻みに身体を震わせながら全身に舌を這わせる神島に身を預けた。逃げろと命じる心の奥底の叫びを聞きつつ身体が言うことを聞かない。  やがて神島の舌が女の全てを支配している部分へ触れると三島悠里の脳細胞は活動を停止し快楽への反応だけに向かいだした。 「悠里さん。」  あの神島隆一が居る。私の上に。そう感じた刹那神島のペニスが悠里の腹の中に入ってきた。 「あ、ああ・・・。」 体型からMサイズと思っていた神島のペニスはLLサイズで悠里の中は神島でいっぱいになってしまった。ヴァギナが張り裂けそうだったが、すでに痛みは麻痺している。仰け反る三島悠里。  熱い奔流を子宮に感じた時、神島が悠里の首筋に唇を寄せた。横目でそれを見た悠里は恐怖に目を見開いた。  突然覚醒した脳細胞は反射行動を神経組織に伝えようとする。が、身体を神島に貫かれている悠里に抗う術はなかった。  端整な顔立ちの口元から長く伸びた牙が自分の喉に迫って来る。月の光に照らされて恐ろしくも美しい神島隆一の横顔。悠里は力を抜き神島の前に喉首を差し出した。  神島の牙が喉を貫き、更にその下を走る頸動脈に当たる。悠里に痛みの感覚はなかった。むしろ挿入時より更に激しい快楽の波が襲ってきていた。     
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