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返ってきた温もりがまた悔しくて、気付けば、唇を強く噛み締めていた――。
そして放課後、ヒロは何も聞かずにカラオケに付き合ってくれた。
ヒロのその優しさのお蔭で、あたしは今日あった出来事をヒロに落ち着いて話し、そして相談することができた。
ヒロは、あたしの話を真っ直ぐに受け留めてくれて、反省すべき点を柔らかく伝えてくれる。
『いつかきっと、ヒロのことを守れるようにならなくちゃ……』
あたしは心からそう思った――。
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