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弄ばれてる?
翌日。
あのあと、お父さんにこってりと絞られて、ただ今ヒロの家に謝りに来ています……(汗)。
「・・・・・」
「。。。。。」
「・・・・・」
「。。。。。」
「:::::」
「^^^^^^」
「;;;;;;;;」
「だからごめんって!」
「この腫れは一体、いつ引くんだろうなぁぁぁぁ」
「……痛む?」
「昨日、寝れなかった」
「……ごめん」
「口動かすと痛い。動かさなくても痛い。壁にぶつかったとこも痛い。床に崩れ落ちたとこも痛い。ていうか、意識が飛んだ。花畑が見えた。川があって橋が架かってた。向こう側で誰かが呼んでた。んで、橋渡らなくていいから、レーザーレーサー着て泳いで来いって言われた」
「!?……ゴメン……」
ヒロが言葉を発する度に、私はどんどん小さくなっていく(泣)。
「……んで、お父さんどう?」
あたしのそんな態度を気にしてくれたのか、ヒロが話題を変えてくれた。
「はぁ~……いつも通り」
「そっか~……お疲れ(汗)」
お父さんのなが~い独特の癖のある説教のことを知っているヒロは、あたしに同情してくれた。
暫し二人共に黙り込んでしまった後、同時に深い溜息を吐き出す。
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