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有村さんが指さす先には国語辞典が横8冊、縦3冊、高さ5冊の座るにはちょうど良く有村さんとちょうど対面する立体でセットされていた。
日本国民の税金の束に座るのは大変恐縮だが、心の底から敬意を払って、ゆっくりと引けた腰を腰かけた。
批判されたくないのであらゆる悪行を教育に変える魔法の言葉
<よい子はマネしないでください>
を提唱しときます。
「さて、何から話せばいいのやら。」
有村さんは自分が乗っている教材に両手の平をつけて体を安定させたあと、左下のほうに目線を移してうつむく。
その後5秒ほどして支点としていた両手のうち左手を太ももの上に乗せ、顔を上げた。
「赤崎君が悩まされているその現象は学校を休んだら人が消える、みたいな感じかな?」
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