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結果、その現象は減った。
しかしそれでも、転校したかのように学校で姿を見せなくなった生徒は何人かいた。
本当に転校したのか、俺の何かの勘違いなのか、または真相は分からないけど。
、、、あれ、そういえば消えた人を知らない有村さんがなぜその現象を知っているんだ？
「どうやって、有村さんは俺の現象のことを知ったんだ？誰も気づかなかったこれを一体どうやって、、、」
「それがね、私がそれに気付いたのはこれまた不思議な話なの。」
有村さんはどこからともなく（いや、正直に言えばポケットから取り出したのだが、なかなかマジカルな動きだったのでそう言ってみた）シャーペンを取り出し一度ペンを回してから目をつぶって集中した。
恐らく話をまとめようとしている所作だろうか？
「、、、どういうこと？」
「私がそれに気づいたのは中一の夏、、、」
//回想シーン
青市立青中学校の夏休み後半。
私が友人４人の室井のうち１人、室井成子ちゃんの家へ遊びに行ったその帰りのことです。
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