夢抱く明るい青少年の話 ちょっとだけ

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しかし、まだあまりなじめてないこのクラスでそんなことするのは少し違う。 「なに勇者気取ってんの?」とか「くっさw。調子のんなw」みたいなことを捻くれた奴が思うかもしれないからだ。 ・・・思考があまりにもネガティブすぎた。 よくないな。 まだ友達がいないせいかマイナスの考えがよく浮き出てくる。 先生の話の後、起立、気を付け、礼、と号令をかけた。 今日の放課後は部活動見学だ。 さっさと鞄をもって、教室を出る。 中学のころから続けていたサッカー部でも見に行こうかな。 まあ、部活に入れば友達も勝手にできるだろう。 それにしても何の前触れもなく意識が飛んでしまったな。 夢を何か見てた気がする。 春休みでいつも夜更かししていたため、昨日の夜はなかなか寝付けなかった。 部活が始まるまでには生活リズムを改善しなくては。 ・・・・ あれ?俺何か忘れてる? そんなことないか。 「赤崎君。」 階段を降りる途中、知らない女子の声に呼び止められた。 妙に弾んだ声で。 ___________________________________________ 「ゲーム強制終了のお知らせはなし。」 問題なく歴利のゲームは進んでいるようだ。     
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