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「彼氏が……出来ました」
少し照れながら、麻衣が言った。
「え!? マジで!?」
思わず、声が大きくなってしまった。
飲み会の様子では、こんなに早くまとまるとは思っていなかった。
「誰!? 後輩君!?」
「うん……」
「告られたの?」
「うん」
「よくOKしたね? この前は七歳も年下なんて、って言ってなかった?」
はにかむ麻衣が可愛くて、思わず質問攻めにしてしまう。
「押し切られた感じ?」と、さなえが聞いた。
「麻衣ちゃん、強引なのに弱いじゃない?」
「うん……」
ああ、確かにそうかも。
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