4.女子会

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「寝室が一緒ってことは、子供も一緒の場合が多いじゃない? そうすると、さすがに眠ってる子供の隣ではスル気になれなくて、レスが長引くの。けど、子供とは別に部屋があれば、場所の心配はないでしょ?」 「なるほどね」 「さなえの場合は、大斗くんを寝かしつけた後で大和の部屋に行けばいいのよ。いきなりは気まずいだろうから、まずは話があるとか何とか言って、二人きりの時間を作ったら?」 「……」  さなえが難しい顔をする。 「さなえ?」 「最近……、家で二人で話すことなんて滅多になくて……。だから、わざわざ部屋に行ってまで、何を話したらいいかわかんない……」  中学生か、と突っ込みたくなる。  この二人がレスな理由がわからない。 「それに! 大和にソノ気がなかったら? 毎日仕事で疲れてるし、大した用でもないのに押しかけて、迷惑がられたら……」 「そんなこと言ってたら――」 「じゃあ! 大和にソノ気があるってわかったら、頑張れる?」と、麻衣が聞いた。 「大和もさなえとの時間を持ちたいと思ってるのがわかったら、勇気を出して部屋に行く?」  少し考えて、さなえが頷いた。 「けど、そんなことどうやって知るの?」 「龍也か陸から探りを入れてもらう?」と、私が言った。  あきらから龍也に頼めばいいと思った。 「回りくどくない?」と、あきらが言った。
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