第一章 自我を持った

9/14
前へ
/280ページ
次へ
 ただ、君香とその横に倒れている女性だけが。  まるで音が消えた世界にいるかのように。  現実感のない光景の中で、呆然と地面に倒れたまま。  ゆっくりと意識が遠のいていった。
/280ページ

最初のコメントを投稿しよう!

36人が本棚に入れています
本棚に追加