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「愛してるよ、エリオット。例え死が二人を分かっても、僕は君を探し続ける。僕が先なら側にいる。君が先なら、探し続ける。次の世でも、その次でも」
「オスカル」
「見つけられる自信はあるんだ。姿は変わっても、きっと」
不穏な事をと思ったけれど、あまりに嬉しそうだから口を挟む機会を逃した。
それに、恥ずかしくて少し嬉しいのも確かだった。想像してみたんだ、違う世界でまた巡り会う事を。二人とも少し様子が違って、出来ればもっと平和な時代で、それでも互いを見つけて選べる運命があればと思うのだ。
「どんな姿でも、エリオットはきっと美人だね」
「バカ」
満面の笑顔で言われて顔が熱い。変な惚気方をされて、エリオットは視線を外す。それを狙ったように、硬くなりだした乳首にオスカルが吸い付いた。
「んぅ!」
「気持ち良さそうな声。もっと、聞かせて」
チュッチュッと敏感な部分に降るキスが、濡れた舌の感触が、触れる唇の柔らかさが染みていく。快楽を知る体は全てを受け入れて上っていく。ほっそりとした指が腹を撫でながら下へとおりて、後孔に触れた。
「んっ」
「ここも、柔らかくなったよね」
「あっ、んぅ」
ゆっくりと丁寧に入り込む指が浅い部分をなぞる。まだイイ部分には触れていない。それでも期待からか、キュッと奥が疼いた。
「エリオット、期待してる?」
「え?」
「キュって締まったから」
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