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もの凄く恥ずかしくて顔が熱くなる。そんなエリオットを見て、オスカルは嬉しそうに笑った。
「じゃ、期待に添わないとね」
最初はゆっくりと慣らしていた指が、徐々に快楽を探り始める。クリッと撫でられる部分にゾクゾクと感じて声を上げた。
「やっ、オスカル……イッ」
こんな風に触られたらイッてしまう。焦って訴えたエリオットの言葉が出るよりも前に、オスカルが前を握り、あろう事か咥えてしまって嬌声が上がる。一瞬、頭が真っ白になった。
「いいよ、イッても。ってか、そのつもりだし」
視線だけを上げたオスカルは、ペロリと見せつけるように昂ぶりを舐める。視覚的な羞恥も相まって、エリオットは顔を真っ赤にしている。
「解すだけでイッちゃいそうだからね。それに、一度イッたほうが長く楽しめる。夜はまだ長いんだから、構わないよ」
「やっ、あの……あぅ! はぁ、あぁ!」
本気で落としにかかったオスカルの舌が、弱い筋や先端をなぞる。それと一緒に後ろも解されていって、腰骨から背が痺れるように気持ちがいい。同時に腹の奥がジクジクする。ここに欲しいんだと、訴えているようだ。
その気になったオスカルの口淫や手淫に勝てるわけがない。後ろを指三本が出入りし始めて、エリオットは陥落した。
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