サイタマ異界化物語 ー魔王城は築57年ー

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■世界観が想像し辛い■  最初に読んだ時の印象そのまま書きます。( )の中が読み進めていた私の感想です。  魔王のラスト決戦(異世界ものかな?) →実は撮影でした(現代設定の話なのかな?) → 主人公はほんものの魔王(???) → もちウサギ登場(ここはどこだ) となってしまったので世界観がわかりにくかったです。  二週目ならよくわかるんです。  でも最初に読んだ時、この話は一体中世ファンタジーなのか現代ファンタジーなのかまっさらの状態の私にはわかりませんでした。  基本的に読者は『勝手に』『自分にわかるよう』に補足しながら読み進めます。  魔王が居るならファンタジーだろう。  撮影がはいるなら現代(カメラや機械類があるだろうから)だろう。ならば魔王は魔王役の「人間」なんだろう。  あれ、やっぱり魔王だった…?やっぱりファンタジー?架空の生き物もちウサギがいるし…?    魔界からやってきた人間界、とわかるのが第8話で、主人公が親友と魔界から来たぜ!というエピソードから読み取れました。  そして主人公たちのいる村が撮影村でそれがさらにサイタマの一角にあるとわかるのは第31話です。    読み進めててちょっときつかったです。  なんで世界観がわからないときつくなるのかというと、世界観がわからない=主人公の立場が想像しにくいからです。  では主人公の立場が想像しにくくて困ることは何か。    感情移入しにくい、これにつきます。
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