SNSで助けてくれた君へのお返し

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SNSとはソーシャル・ネットワーキング・サービスの事を指す。私はSNSという人と人との繋がりを指す言葉が嫌いだった。 現実では人と人との繋がりは目と目を合わせ喋れて出会いにもその人個人が考えて動ける。 だが、ネットでは人は取り憑かれたようにSNSにのめり込んでしまい犯罪に巻き込まれるケース、そしていじめの原因を作ってしまったりするからだ。 実際、私は顔写真を軽率にネット上にあげられてしまい拡散され通っていた中学が怖くなり不登校になってしまった。 暫くネットが怖く扱えず友達が皆やっていたメッセージアプリ等も避けていた。 だが、どうしてもそのアプリをやってみたく母だけを友達登録しそのままにしていた。 2週間程経つと母は私との写真を自分のアイコンに設定し、その画像を見た母の友達が声をかけその母の友達の子供。私の同級生が友達になりたいと言ってきた 全く予想外。その時に私はそのアプリの事を理解し簡単に繋がれて簡単に縁を切ることが出来ると知った。 少し話をしてみたいという好奇心と不安感。悪口を言われていないか、何も言われないか等不安で仕方なかった。 その子は初めに、久しぶり!と優しく声をかけてくれて身体大丈夫?と心配をしてくれていた。 心配かけてごめんね。ありがとうと打つと最近の学校の状況等を聞かせてくれて、楽しそうにしてて羨ましい思いでいっぱいだった。 そんな時に遊びにいつでもおいでと言われ、まだ私は友達だと思われてるのかなと淡く期待を持っていた。 その後はクラスのグループの交流会に誘われ、部屋に引きこもり状況だった私がようやく小さいが一歩を踏み出せた。 優しくしてくれる皆に追いつく為に今は違う環境ですが自分なりに勉強し社会復帰を目指しています。 SNSは確かに全てが全ていい事ばかりじゃないけど、踏み出す勇気もくれて本当に助かっています。 初めて友達になってくれた親友に今はどんな形でお返しするか今も考えています。
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