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一杯のコーヒー、それはとてつもなく美味だと死神長安は悦に入っている。
ずっと頭の中で死の呪詛が聞こえる。
まるで頭の中がくるくるぱーになってしまったかのように、
いつもいつもおかしなことばかり考えている。
「うひひ」
と突然意味のない、笑いかたをしては、天井を見据える。
そして一杯のコーヒーを飲む、
不思議と睡魔も感じないし、空腹も感じない、
あるとすれば恐怖や絶望に飢えている。
なんだろう、
死神になってはや数日がたとうとしている。
自分へのけじめとして、切田林助の両手両足を奪ったわけだが、
殺したわけではない。
だが言うのだ死神としての本質として、
【殺せ殺せ】
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