※3(受け視点)

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※3(受け視点)

年上の恋人に「今夜は泊まってけ」って言われたときの俺の気持ち、わかる? キスも、エッチもする仲だけど、今まで一度も泊まりは許してくれなかった。 高校生なんだから9時には家に帰す。 それが保護者としての義務だ、なんて、俺の尻穴を散々その太くてごつい棒でガンガン突いた後にさらっと言うんだぜ。 ただでさえ12も年上なんだから、と、それが俺の恋人でありバイト先のイタリア料理屋の店長谷本さんの口癖だ。 バイトは10時までなのに、デートは9時までなのは解せん。 まあ、それが大人の体面なら付き合ってやろうと思ってたんだけど。 試験終わった日にバイトに行くと終了時間に今日の泊まりを提案された。 へ、いよいよ、やっと? 明日の朝、モーニングコーヒー飲めるのか?なんて母さんが好きで良く鼻歌を歌っているアイドルの昔の曲を思い出す。 嬉しくて「家に連絡しろ」って言われていたのにぼんやりして、催促されてから慌てて 母さんにメッセージを送った。 『谷本さんちに泊まる』 『り』 そしてウサギがサムズアップしたスタンプ。 母さんは俺と店長が付き合っていることを知っている。 俺の話を聞いてランチの時間にママ友と一緒に谷本さんを見に来たこともあるらしい。 「店長さん、かっこいいじゃん。あんた、若さだけで引っかけたの?」 と息子に向かって暴言を吐きやがった。 「はあ、あっちが一目惚れだよ」 「一目惚れされるような見た目に生んでやった私に感謝しな」 口の達者な母親に俺は勝てないけれど、谷本さんとの事は応援してくれているので感謝はしている。 バイトの面接に行ったとき、対応してくれた従業員さん…橘さんと言うんだけど…は申し訳なさそうに言った。 「ごめんね、高校生は10時までしか働けないから、お断りしているんだよ」 お店11時までだからラストまでできる人を探してるんだ、と。 だったら、表の張り紙にそう書いとけや!と思ったけれど、もしかしたら俺が駄目な違う理由もあるかもしれないと、「そうですか」と、と引き下がろうとしたとき、「クローズ」になっている店に堂々と入ってきた男の人がいた。 身長は優に180は超えているだろう、少し長めの髪の毛を後ろにルーズに結んで、所謂細マッチョと言われる、少し垂れ目が優しそうな男の俺でもちょっとうらやましくなるようないい男、だった。 「おっと、バイト君?」 橘さんは、まずい、という顔をして、俺の前に移動してなぜか俺を店長さんの目から隠す。 「おはようございます。店長」 従業員さんはそう挨拶をすると言った。 「ああ、そうなんですけど、高校生さんだからお断りを…」 「なんで?高校生だとだめだっけ?」 この前までいたのも高校生だったじゃん?と店長さんは首をかしげて橘さん越しに俺を見ようとする。 「高校生は10時までしか働けないから次に雇うときは大学生以上って言ったの店長ですよ」 「俺そんなこと言った?」 「…言いました…」 多分。 なぜか最後は小声で橘さんは口ごもる。 「えー、でもいいよ。キミ、名前なんて言うの?」 美形ににっこり微笑まれて俺はドキドキしながら応えた。 「宇佐美稜です」 「稜君ね、いつから来れる?」 いきなり名前呼び! 「えっといつでも」 「そう、じゃあ明日からでも。橘、入社の手続きよろしく」 「はあ」 橘さんは深いため息をついて俺を恨めしそうに見た。 仲良くなってから聞いたところ、俺を見たときにもう絶対店長の好みドストレートで、高校生に手を出されちゃかなわんと、最初断わったらしい。 そして俺たちが付き合うことになった事を報告すれば、「ほら、やっぱり」と盛大にため息をつかれた。 悪い大人に捕まるのを黙っているのは耐えられん、ということだったらしい。 自分の上司を「悪い大人」っていうのはちょっと笑えるけど。 谷本さんは大人だから今までだっていろんな人といろんな付き合いをしてきたんだろうけど、今は俺だけ一番好きって言ってくれるからいいんだ。 俺も谷本さん好きだし。  嫌いだった泣きぼくろを可愛いと言ってくれるのも嬉しい。 谷本さんちの近くのコンビニに寄って歯ブラシや下着を買う。 ひょいっと谷本さんがコンドームをかごに入れたのを見ると俺はいたたまれなくなって先に店の外に出た。 だって、ここのコンビニ良く来るんだよ? 店員さんに「あー、そうなのね」って思われるの、恥ずかしいじゃんか。 使うけどさ。 今日も使うのよな。 なんたってお泊まりだもんな。 俺は谷本さんが会計を済ませる間も心をウキウキして待っていた。 が。 シャワー終わって、彼スエットを着て、さて!いざ!と思っていた俺に差し出されたのは、ゲーム機だった。 「は?」 どうやら谷本さんはこの前俺にマリオカートが勝てなかった事がかなり悔しかったらしい。 徹夜での対戦を挑んできた。 「…そういう泊まりかよ」 なんだよ、期待させやがって。 だったらコンビニでコンドームなんて買うなよ! 俺は心の中で精一杯の悪態をつき、その勝負を買った。 まあ、そもそも現役DKに勝てるわけ無いのだ。 おっさんが。 何度やっても谷本さんは俺を追い越す事はできなかった。 最初はコンピューターにも負けていたが、次第に俺との一騎打ちばかりとなった。 どう頑張っても勝てないのに、谷本さんは黙々と勝負を挑んでくる。 ああ、もう十分じゃね?どう頑張っても勝てねーよ… そう思った瞬間、俺の意識がふわりと跳んだ。 ああ、そういえば今日の試験、保健体育はまったく範囲手つかずだったから夕べ半徹したんだった… そう思った時にはガクっと俺の頭は落ち、一瞬の後、「やった!」という谷本さんの声が上から聞こえてきた。 ちくしょう。 負けたのは谷本さんにじゃ無く、睡魔にだ… そう思うけど、俺の隣で無邪気に喜んでいる12才も年上の恋人が妙に可愛くて俺は小さく笑った。 えっちがしたいとおねだりすれば、谷本さんは俺をお姫様抱っこして寝室に連れて行ってくれた。 「勝者はこうやって表彰台に運ばれるだろう?」ってそれってピーチ姫の時だけだよ。 俺は谷本マリオにピーチ姫さながら優しくベッドの上に置かれた。 枕元にはさっき買ったコンドームも置いてある。 なんだ、やっぱり谷本さんも俺とえっちしたかったんじゃん。良かったシャワー浴びるとき中も洗っといて。 俺は腕を谷本さんの首に回すとキスを強請った。 薄く唇を開けて舌を出せば谷本さんがそれに食いついてくる。 「いつの間に稜はそんなおねだりの仕方を覚えたんだ?」 「悪い大人に教えられたんだよ」 「そうか、それはかわいそうに」 ぐちゅぐちゅと谷本さんは俺の口の中を舌で懐柔する。 口の中をこんな風にかき回されて気持ちいいと感じるなんて谷本さんとキスするまで知らなかった。 俺の手は谷本さんの背中に回っているけど、谷本さんの手は俺のスエットの裾から俺の身体をなで回していて乳首をくにくにと捏ねていた。 それに併せて俺の腰がもぞもぞと動く。 乳首は気持ちいい これも悪い大人に教わった。 もぞもぞと動かす俺の脚を割って、谷本さんの身体が乗ってくる。 俺のちんちんに谷本さんのちんちんも当たっている。 俺のも堅くなっているけれど、谷本さんのももっと堅くなっていた。 へこへこと腰を動かし、スエット越しにちんちん同士こすり合わせていると、「本当に稜はスケベだなあ」とキスしていた顔を外し、谷本さんが嬉しそうに俺を見た。 「男子高校生なんて、食いもんとえっちのことしか考えてませんよ」 「…俺の事は?」 すねたように谷本さんが言う。 「俺のえっちの相手は谷本さんですから、それはイコールなんじゃないですか」 「えー、俺って稜にとっての棒なの?」 「違いますよ。本体の方も好きです」 背中に回した腕に力を入れてキスを強請る。 「本体もってさ…」 ちゅっと、軽くキスをしたら、谷本さんは俺にバンザイさせてスエットを脱がせた。 そのままズボンのゴムにも手をかけ、パンツごと脱がされる、 パンツにひっかかって俺のちんちんが、ぷるんと揺れた。 「もう勃ってるねえ」 「谷本さんもでしょ?」 俺は谷本さんの背中からすすすっと手を下ろすと、谷本さんがはいていたハーフパンツに手をかけ、脱がせた。 谷本さんは上手に腰を動かしてくれて、そのまま器用に片足にかかったパンツをベッドの下に落とした。 「ほら」 谷本さんのちんちんももうすっかり勃っていて、うっすら先走りも見える。 谷本さんのちんちんは「ちんちん」というより、「男根」とか「陰茎」とか言った方が似合うような使い込まれた立派な太く長いものだ。 俺のどこにもいれたことの無いちんちんとは訳が違う。 …だってしかたないだろ、初めてが谷本さんで、俺はいれられる方なんだから。 「稜のちんぽはいつ見ても可愛いなあ…」 そう言いながら、谷本さんは身体をずらし、俺のちんちんを咥えた。 ああ、そう。 唯一谷本さんの口には入れたことがある。 いれたというか、食われてると言うか。 俺のちんぽを咥えて、竿の部分はこすってくれながら、俺の尻穴にローション垂らして指をずぼずぼと出し入れを始める。 悪い大人曰く、こうすれば俺の頭の中でちんちんが扱かれて気持ちいいというのと尻穴を掘られて気持ちいいというのが繋がって、気持ちの良いエッチができるんだと。 確かに俺は尻穴でも快感が拾えるようになってきている。 「あ、あ…」 俺は自分ではちょっと気持ち悪いと思っている声を上げる。 自分では気持ち悪いと思うけど、谷本さんは俺が声を抑えると不機嫌になるのだ。 男の嬌声をきいて楽しいのかと思うが、そういうとき俺のどこかにあたっている谷本さんのちんちんがぐんと強度を増すので、楽しいのか…と思うんだ。 「あー、そうだ、稜」 谷本さんはちんちんから口を離すと、言った。 指はずぼずぼといつの間にか本数は増えてるし、扱きは止まってないけど。 俺は快感を逃すように、ぎゅっとシーツを掴んでいた。 さっさとイクと男がすたるからな。 「な、なに」 「せっかくのお泊まり記念日だからさ、名前呼びにしない?」 「は…あ?」 「店長とか、谷本さんじゃなく、名前呼び」 「えーと…」 谷本さんの名前… 「知らない?」 「え、いや、知ってますけど」 そんな、俺みたいな年下が名前呼んで良いのかよ、と戸惑う。 「じゃ、呼んで」 呼びながら、イッテよ。 そういって、谷本さんはまた俺のちんちんを咥えた。 じゅうじゅうと吸われてねちょねちょと刺激を与えられ、俺はイキそうになる。 「ア、アタルさん…」 真ん中の「中」と書いて「アタル」と読むんだと教えてもらったのはいつだっけ? もう俺の頭の中は気持ちいいしか考えられないから、なんとか思い出した名前を呼んだ。 「アタル、でいいよ」 呼び捨て?ハードルあげてきたなあ… うっかり店でも呼んだらどうするんだよ。橘さんにめっちゃ怒られるじゃん。 でも俺は恋人の願いを叶えようと、必死に呼んだ。 「アタル…」 「うん、いいね」 お願いだから俺のを咥えたまましゃべらないで欲しい。 変な刺激が与えられるから。 ぐちゅぐちゅと聞こえる水音は俺のちんちんからか、尻穴からか… 尻穴ももうアタルさんの指が三本入っていて中でばらばらに動かされているのがわかる。 たまにその指先が前立腺をかすると、びくんとちんちんが揺れる。 「イ…き…そう…」 俺はアタルさんの頭を押さえた。 もう動かさないで、イッちゃうから。 そんな思いを込めるけど、悪い大人がそう取るはずも無く… 「イケ、稜」 ますます愛撫を強める。 「イクときは俺の名前呼べよ」 「あ、ああ…ヤバい、ヤバいから」 いやいやと与えられる刺激から逃れようと腰を引くがずずっと抱き直される。 「いや、イク、イっちゃう・・・アタル…」 俺はあっけなくアタルさんの口に精液を吐き出した。 「いいねえ、名前呼びながらイクの」 ゴクリとアタルさんは俺の精液を飲み込みながら言った。 「飲まないでよ…」 「なんで?うまいぞ?」 本当にシェフかというような台詞を吐く。 「若者のエキスを貰っておじさんは若返るのだ」 「…まだ20代でしょ」 おっさんの自虐ネタに付き合う気は無い。 アタルさんは十分若いし、十分格好良いのだ。 「さて、今度は中でイこうな」 アタルさんは箱からコンドームを取り出すと自分のちんちんにつけた。 その上から二三回こすって強度を増す。 俺は仰向けになって自分で膝裏を抱えると、俺のぐちょぐちょに解された尻穴をきゅっと上向かせた。 「そそるねえ。誰にそんな格好するように躾けられた?」 「…悪い大人に」 悪い大人もいるもんだねえと歌うように言って、アタルさんはもう一度俺の尻穴にローションを落とす。 「いいか?」 「うん」 アタルさんは俺の腰を支えると、ちんちんの先っぽを俺の尻穴にあてた。 「は、ああん」 当てられた途端、俺の尻穴はまるでアタルさんのちんちんを食うかのようにきゅうっと先っぽを咥える。 「お…う…」 それを合図に、アタルさんはずずず、っと腰を押し進めてでもゆっくりと俺の中にちんちんを納めていった。 「ヤバイ・・・ヤバイ・・・」 俺の尻に納められる熱。 その熱さで前立腺をこすられて、俺はびくりとはねた。 「気持ち、いい?」 「う…ん」 俺の脚と、腰に手をかけてアタルさんは自分の腰を俺に打ち付ける。 俺のそこに生えるべき毛は薄くて、アタルさん曰く尻穴の周りには生えてもいないらしいが、アタルさんのは立派でふさふさで、腰が打ち付けられる度にそこに当たってちょっとチクチクしたりくすぐったかったりする。 ぱんぱんというちょっと規則的な音と、ぐちゅぐちゅという卑猥な音と、はあはあという大人の興奮した声が寝室で奏でられる。 出し入れされる度に俺の前立腺は攻められ、もっともっとと腰を揺らすことになる。 じんじんと頭の奥が白くなり、もう、俺は何も、いや、アタルさんのちんちん以外考えられなくなる。 「好き…アタルさんの…」 あんあんいいながら精一杯の気持ちを伝えるけど、アタルさんは腰を止めずにでもちょっと不機嫌な顔になる。 「俺の、ちんぽか?」 「う…ち、違う…」 いや、そうかも。 いや、違う。 気持ちよすぎてもう上手く考えられないけど、ちゃんと言わなきゃ。 「アタルさんが、好き…」 「俺も、稜の事、好き」 アタルさんは俺にまたまた深いキスをしながら激しく腰を動かした。 「あ…ああ・・・イ、イく!」 俺はいつの間にか膝裏から手を外していて、アタルさんに抱きつき、所謂「大好きホールド」の体位で、中の刺激だけでイッた。 少しだけ遅れてアタルさんも俺の中でイッテくれて、俺は腹の中で幸せを受け止めた。 まあ、ゴム越しだけどさ。 その後も俺とアタルさんはベッドでそのままイチャイチャと触り合いをしながら過ごした。 時間を気にせず恋人とエッチできるって幸せだなあ。 へへへ、とアタルさんの腕に抱きつくとアタルさんは俺の頭を撫でながら、言った。 「稜は、高校卒業したらどうするんだ?」 「ん?なんで?」 まだ二年生だからはっきりとは考えていないけど。 「あ、いや、ほら、進学とかで忙しくなるなら、バイトも、なあ」 歯切れ悪いなあ…高校生に手を出した悪い大人のくせに。 俺は、ちゅっとアタルさんの唇に軽いキスをした。 「…専門行こうと思ってますけど」 「専門学校?なんの?」 「製菓」 「は?」 アタルさんは驚いた顔をして俺を見た。 え?そんなに意外? 今、店で俺にドルチェの盛り付け頼んでるよね? まあ、簡単なもんだけど。 イタリアンプリンに生クリーム絞るとかさ。 「料理の腕はアタルさんには到底かなわないだろうから、ドルチェでもう少しお客さんを喜ばせることができたらなあと思って」 「…それって」 「えーと、それで、卒業したら、お店で修行させて貰おうと思ってるんだけど、迷惑ですか?」 「いや、全然、むしろお願いしたいくらいだ」 アタルさんはただでさえ垂れ目がちな目をますます垂らして俺を見た。 溶けたジェラードみたいになってるけど、大丈夫かな、この人。 「まあ、でも俺よりマリカー上手い人の方が、いいかな」 「あ、大人を舐めんなよ」 次はちゃんと勝つからな。 そうアタルさんは囁くと、だから、もう一回いいか?と俺の手をアタルさんの堅くなったちんちんに添えさせた。 …これだから、悪い大人は。 俺は返事の代わりに薄く唇を開けて、舌を差し出した。
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