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3 想い
「……なんか……元気ない?」
佳月の声にビクッとする。
恐る恐る佳月の方を見ると、思いの外心配そうに私見ていてドキッとした。
「そんなことない。いつもと一緒だよ。」
慌てて答えて前を向く。
ゴールデンウィーク明け初日の朝だった。
普通にしているつもりだったのに、そんなに私、わかりやすいのかな。
普通にしよう、普通に。
来週には席替えをすると先生が言っていた。
少し離れた方が、落ち着くかも……。
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