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家の中で、見えるものとはかけ離れた景色が広がっていた。
僕が立っている足もとは、床ではなくゴツゴツした石と土の道?のような歩ける場所。
そして、すごく遠くに感じる空の青。
後は、川が流れる音に山々が見えるだけで、田舎の風景が広がる。
「えぇーなんだ!ここは何処だ!」
すれ違う人は、僕を不思議そうな・・・
変な目で見ていくが、僕のほうがさらに変な目で見ていたのだろうと思う。
声をかけるのに少し手を上げたが、固まってしまい声がでなかった。
「ぁ。」
《あ~声が出ない何か言わないと・・・》
僕の前を親子らしいふたりが通りすぎようとしてた、小さな子供が振り向き僕のほうへ歩いて来た。
《・・・なッ。》
「おっちゃん、芸人さん?どこのお寺で?」
子供に声をかけられ嬉しかったが、意味がわからずポカーン。
子供のとなりにいた大人が僕に話しかける。
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