第1章 境界線

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 ・・・・・・・でも何故だろうか? 右目だけで観るガラス越しの展示物の空間に、変な物が映り込む。  《気になるのは気になる!》 建物の中へ入り、1階の展示しているほうのドアの前。  「あ~」  「・・・終わり?しまってる。」 もう一度観たくて建物の外へ、ガラスの・・・  《あれっ、あ~》 展示している物は、カーテンの中に隠れてしまった。  タッチの差、今日はついてない日。 帰る前に建物の中へ入り、ドアの日程表・・・ 営業時間が貼ってあったのを思いだし見に行った。  《明日は?と・・・最終日で・・・午後3時まで!》  「あぁーどうしよ?・・・休むか。」 もう一度、明日ここにきて確かめたい。  休むのは電話で済む事だけど理由を考えてない。 僕は、帰りながら頭を使った。 考え中、所々ぶつけながら、結局、有給を使って休暇を楽しむ事にしたが・・・ 効果的な相手はと頭を過るのは上司。 普通は電話連絡だと思いはしたが、直接言っても、後々小言の嵐。 小言でも、会社に行くまでは聞かなくていいように明日の朝、上司が来る前に電話をかけた。  「トゥルルートゥル・・・」  「はい、金城物産営業の長谷。」 話しやすい同期の長谷が電話をとった。  「お~長谷か、今日、有給取るから課長に伝言たのむな。」  「伝言って鶴島おいぃ。」  「ガチャ」  「あいつ電話きりやがった。」  《あー、なんで俺が・・・》  
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