第1章 境界線

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《よし、これで観に行けるな。》  「♪♪♪~」 僕は用意された朝食を食べながら会社を休む事を告げた。  「今日は有給を取ったから、せっかく作った弁当は!?どうしようか?」  「誰かと出掛けるの?」 母親がたずねた。  「いや、ひとりだけど。」  「なら、持っていったら?食べなくてもいいから。」  《う~持っていくか!?》  「!?家で食べる?」  「いや、それは・・・」  「なら。」  「おぉ~・・・出るとき、一緒持っていく。」 僕は母親に言われ持っていく事にした。 ゆっくり身支度をし、展示時間にまにあうように家をあとにした。  
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