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ポケットにもぐりこんだ欠片が、熱をおびて人肌にあたたかくなってゆく。
人肌な欠片がしだいに熱くなり、ポケットから取り出した。
「あちッ」
さわっていられない欠片を、足もとにコロン・・・
落とし
転がした。
欠片の中心が赤々と火の色に見える。
欠片から火・・・と言うより辺りが見えないくらいの煙りに覆われ脱け出せずにいた。
「ゴホッゴホン。」
口を手でふさぎ煙りを吸わないようにしていたにのに、意識がしだいに遠く・・遠退いてそのまま崩れた。
ー-―ー-―ー-―ー-―ー-
―ー-―ー-―ー-―ー-―
―ー-―ー-―ー-―ー-―
《( -_・)?》
煙りの中で意識がなくなったんだと思い、気がついた時には白いもやの中で、生きているのか死んでいるのかわからなかった。
しだいに白いもやが薄れてゆき、違う色が見えだし始めた。
違う色と・・・
《えぇ~》
自分の部屋のはずが・・・
「なんだ!!ここは!?」
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