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布団にくるまって、耳をすましていると病室の扉がゆっくり開いた。先生のメガネのフレームが月明かりに反射して光っていた。
「ずっと起きてたの?」
「うん」
先生が布団をめくるとアキラはひざを折り曲げた。
「どうしたんだい?」
「う……」
閉じた足のあいだに先生の手が割ってはいる。内股を撫でながら足を開かせると、アキラの股間はぬれていた。
「ひとりでしてたんだね……」
「だって……ガマンできなくて」
今日で最後だと思うと、アキラの体はいつも以上に先生を求めてしまっていた。先生がいなくても先生に治療されるのを想像して、ひとりで性器をさわっていたのだ。
先生はアキラの上に覆いかぶさり、パジャマをまくり上げた。小さな突起に吸い付き、丁寧に舌先で転がす。
「んぅ……」
「ここも熱くなってるね」
女の子でもないのに胸をさわられて気持ちいいなんて、先生に治療されなければ一生気づかなかったことだ。
「先生、早く……」
「もう注射してほしいの?」
先生はさっき来たばかりだけど、アキラは受け入れる準備はできてるつもりだった。注射を待つ時間もおしくて、自分でそれをほぐしていたのだ。
先生は入り口に指を持っていった。アナルは指をすぐに飲み込んでしまう。
「こんなにして……ヒクついてる」
「すぐ入れても大丈夫なように……自分でシてたの」
なにか大切なものをみるような先生の目が自分に向けられているのが嬉しかった。
アキラは起き上がると、先生のズボンのジッパーを下げる。
「僕が大きくしてもいいよね?」
「ああ……いいよ」
平常時でも大きいそれはアキラの小さな口にうまくおさまらない。アキラは性器の先にキスをして、それから舌先で側面を舐めていった。
ここは、一番先生の香りがする場所だからアキラはここが好きだった。
先生の右手はアキラの尻をなで、入り口に指が入った。一本入れて、もう一本入れる。キュウウっと先生の指を締め付けて離さなかった。
アキラがわざとそうしているわけではないのだが。
「せんせ……大きく、なってる……」
大きくそそり立ったものを口に含むのは無理そうだった。
でもアキラは口を大きく開けてのどの奥までそれを突っ込む。
それだけでも苦しいので愛撫する余裕はなかった。
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