2/3
56人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
「んっ……っは、んく……」 先生のを口にふくみ、先生に後ろをいじられながら自分の性器を上下にゆっくり擦った。 自分のも年とともに大きくなるんだろうか。こんな貧弱な体でも先生みたいに手足がすらっと伸びて、かっこよくなれるのだろうか。とても想像できない。 だからこそ、先生を好きな気持ちは膨らんでいく一方だった。 「好き……だよ」 性器から口を離し、アキラはゆっくりつぶやいた。 アナルを攻めていた先生の手がとまり、くちゅくちゅとアナルから聞こえていた音もやんだ。 「せんせ……ひゃっ!」 顔を見ようとしたら両足をつかまれてひっくり返る。足を大きく広げた格好になった。 ――好きって、初めて言ったかも。 足を広げられたことより、自分の行動のほうが驚いた。 ずっと先生の気持ちを聞くのが怖かった。言ってしまったら、拒絶される気がして。 だって、先生はアキラとの治療が好きなのだ。アキラ自身を好きなのとはたぶん違うと思う。 先生の先っぽが入り口にふれた。 「入れるよ……」 「んっ……ひあ、あああっ!」 声が出たのであわてて両手で押さえる。先生は腰の動きを早めた。アキラも一生懸命動こうとするが、いつも先生の動きに負けてしまう。 激しい動きについていけず、体はされるがままだった。アキラの身長が先生のを越すはるか前に、この治療も終わってしまうのだ。 「先生……おっきいの、入って、気持ちいい……よ……」 「アキラのも、パンパンになっちゃってるね……」 「っやん!」 指先ではじかれ、小さな性器から蜜がごぼれおちてきた。 「せんせ……」 「出そう?」 アキラは先生の髪の毛をひっぱった。そのまま唇を重ね、舌を入れた。 アキラの大胆な行動に驚いたのか、先生は目を丸くする。 「好き……先生」 別に嫌われてもいいや。明日からもう治療はしないんだから。背中に手をまわし、シャツからのぞいた鎖骨にキスを落とす。 すると先生は動きをとめた。今度は前へ前へと腰を進めていく。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!