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「せん、せ……」
「気持ちいい?」
「うんっ……あっちも、さわ、って……」
性器の裏側を舐めながら舌を下ろしていくと、一本の毛も生えていないアキラのきれいなアナルが見える。入り口がひくついて、先生を待っているのがわかった。指先と舌で入り口をなぞられるとアキラは先生の髪の毛を握り締めた。指が徐々に奥へと進んでいく。そしてある一定の箇所に行くとアキラの性器はピンと張り詰めた。
「っひあん……」
「アキラの中は、すごく締め付けてくるね……」
「んやあっ……そこ、っ!」
アキラはそんな自覚がなかったのに、ソコは先生の指を締め付けて離さない。それは、回を重ねるごとに力強くなっていたけれど幼いアキラにはそんなこと理解できていなかった。
「やっ……ダメ、だよ……変に、なっちゃ……」
「アキラの弱いトコを治療するのが僕の仕事なんだよ……集中的に治療しないと」
奥で指を曲げるたびに声にならないうめき声をあげ、体が弓なりに沿った。同じ箇所で指を曲げるとアキラが反応するので、そこをじっくり責めていく。小さな体はガクガク震え、壊れてしまいそうだった。
「先生……出ちゃうよ……」
張り詰めた性器の先から蜜があふれ出していた。先生の目が鋭くなって、アキラの性器を見つめている。アキラは身をよじらせた。両手を広げると、先生が自分のほうに倒れてきてアキラはその背中を強く抱きしめた。
「アキラ」
「っはあん!」
耳元で名を呼ばれた直後、アキラは射精した。下腹部に白い液体が飛び、小刻みに震えながら全部出し終えると体から力が抜けた。先生はティッシュで体を拭く。慣れた手つきだ。アキラがこの治療で初めて味わった「気持ちいい」という感覚は、日増しに強くなっていた。お風呂上りのように赤くなった体で先生にしがみついた。
「先生……」
「足りないのか?」
それ以上は口にせず、恥ずかしそうに白衣の裾を握っている。
「ほかの患者さんのところも診ないとだめだからね。残念だけどもう行かなきゃ」
「今日はもう帰るの?」
「夜勤のときにまた来るよ」
「ホント?ホントに来てくれる?」
アキラがせがむと先生はやれやれと言ってため息をついた。
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