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僕は迷いもなく彼の隣に座った。彼はどうやら寝てるようだ。彼の容姿は俗にイケメンと言うやつで、見るからに運動もできる文武両道にして体育会系寄り。
ジーパンを身に付けている彼だが、それでも逞しい脚と伺える。
はじめてバスであったのは半年前。それからずっと隙あらば彼の隣に座る。彼が寝ていれば、混んでなくとも座る。いつのまにか混んでいてここに座ったみたいな設定だ。
あ、因みに僕はフツメンというやつで、あまり取り柄はない。
話は戻して、隣同士になることをいいことに僕は彼に触れる。
バスの揺れの影響と称して…
行きも帰りも彼と会う。毎日欠かさず会えると言う訳じゃないけど、会えて、隣に座れて、触れられるだけで十分だった。
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