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序章
世界にはまだ知らない世界がある。
誰かは、ここは正史世界で分史世界のようなものがあると言う。
別の誰かは、世界は並行線のように拡がっていると言う。
また別の誰かは、世界はひとつだが星はいくつも存在すると言う。
そのまた誰かは……。
何度繰り返されてきただろう。
この物語もまた、そんなまだ知らない世界の物語。
どんな可能性でも生まれるのがこの世界。
あらゆる世界が繋がる時空、次元を超えた世界と1人の少女と少年達との物語。
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