都市伝説 幻想図書館③

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…朝イチに朝日に照らされる美男子の横顔ってどんな天国? ぼーっとその横顔を見ながらオルメカはぼんやりそんな事を考えて、慌てて頭を横に振った。 …いやいや、いくら美男子でも今の起こし方は無いと注意せねばっ 「ちょいちょいソロモンさんよ!さっきの起こし方はないんじゃないですかね!」 ふくれっ面で彼に抗議する。 「ふくれても可愛くはないぞ」 …違うっそうじゃないっ! 布団を戻し終えたソロモンは荷物を軽くまとめ始める。その姿に思わず呆気に取られたオルメカは抗議の勢いを失う。とりあえずあっかんべーと子供のように舌を出して抗議してみる。が、案の定「なに子供みたいなことしてるんだ」と軽く窘められて終わった。 …ちくしょう。絶対いつかギャフンと言わせてやるんだ。 そう心に決め、自身も荷物をまとめ始める。その横に準備が出来たソロモンが立つ。その手には出店で買ってきたのか、惣菜パンが二つ入った袋が握られていた。その袋を軽くオルメカの頭に乗せるように持つ。 「うぇ?」 荷物をまとめる自分の頭の上に袋が乗ってきたので、思わず変な声が出た。 「なにこれ?朝ごはん?」 袋を受け取り中を見てみる。ひとつはコロッケとレタスが挟まった惣菜パン。もうひとつは…     
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