都市伝説 幻想図書館①

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そう言っておばちゃんは席を立つ。 「お嬢ちゃんの勢いにはびっくりしたけどねぇ。その情熱には負けるよ。だからもうひとつ、話をしようかねぇ」 オルメカとソロモンは酒場のおばちゃんを見上げる。 「その幻想図書館ってのはね、現れるのには条件があるのさ」 「条件?そんなの聞いたことないけど…」 「そらそうさ!これは色んな旅人から聞いた話からあたしが見つけたものだからね」 …なるほど。長年同じところで働き、来る客から話を聞き集めていた彼女だからこその情報といったところか。 「その条件って言うのがねぇー…」 ☆ 酒場のおばちゃんに条件を聞き終えた二人は、おばちゃんと会計時に顔を出したお盆を回収していった若い女の子の定員に軽く挨拶をし、その大衆酒場を後にした。
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