話を巻き戻しその4 店内

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「さあ~、できたできた。冷めないうちにおあがり。」 驚きのさめないうちに、如月さんがココアとコーンスープを持ってきた。 「わ、早い!」 「それなりの材料はそろえてあるからね、あとはちょっと手を加えるだけでいいんだよ。」 「へえ……。」 感心してからきちんと手をあわせ、 「いただきます。」 と言ってココアとコーンスープに口をつける。 すると……。 「おいしいっ!これ、すごくおいしいです!どうやって作ったんですか?この間行ったレストランのよりずっとおいしい。」 「ほっほっほ、ありがたいねぇ。そんなにおいしいかい。」 「はい!もう言葉にできないくらい!」 「そうかい、そうかい。」 にっこりとほほえんでいる如月さん。 嬉しそう。 「ねえ、如月さん。この人も、なるのかな?」 私がコーンスープを飲んでいると、四葉ちゃんが如月さんのそでを引っ張って聞いた。 「今、聞こうと思っていたところさ。」 如月さんはそう言うと、私に向かって聞いた。 「転職する気は、ないかい?」 「えっ?」 突然の質問に、私は驚いてコーンスープをつまらせそうになった。 「どっ、どうしてですか?」     
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