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スボンの中に彼の手がするりと入ってきて、割れ目に冷たくて滑りのあるものを丹念に塗り込まれた。
「久し振りだからローションで濡らさないと、そう思ったが。ちょっと触れただけでこんなにも柔らかく解れて、すでにぐちゃぐちゃだ。ショーツも蜜だらけでほら、ベチョベチョになって」
【やっ・・・指入れないで。あっ、や・・・ダメっ・・・ぇ・・・!】
グググっと割れ目を縦に割って彼の指がナカに入ってきた。くの字に指を曲げると敏感な奥の花芽を指の腹で直に擦りあげてきた。
【あぁ・・・やぁっ・・・!】
グリグリと押され、ビリビリと痺れるような大きな電流が駆け抜けていった。
「何もしていないのに、勃ってきたな」
片方の手でやんわりと半勃ちの陰茎を握られて。指の腹でで鈴口や、カリ首の括れの辺りをコリコリと弄られると、堪え性がない僕のモノは呆気なく屹立した。
「俺と未知の結婚式なのに、二人きりになれなくて。かなりイライラしていたんだ。ごめんな、未知」
おでこに彼のおでこが重ねられた。
「自分の父親や、弟、その旦那。それだけじゃない。未知のお父さん、茨木さんにまで嫉妬した。自分でも嫌になるよ。未知も嫌になったろ?」
こんなにも愛され、嫌な訳がない。
【嫌じゃないよ】
「ありがとう未知」
はにかむような笑顔を見せて、顔のあちこちに啄むような優しいキスを降らせてくれた。もう、それそれだけで体が砂糖菓子のように蕩けてしまいそうになった。
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