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「へい、らっしゃい!ご注文をどうぞー!」
アルバイトとしてやってきた僕は、次々完璧な接客を見せる。
それを見て嫉妬した店の古株が、無茶な料理を注文してきた。
が、そこは僕の腕の見せ所だ。
野菜を洗うという素朴な行動さえ、女子店員が認めるような優雅な手つきで行っている!
華麗な包丁さばき!
手品を見ているような、鮮やかな混ぜ混ぜ!(作者:混ぜ混ぜ?……ああ、ボウルに生地とかサラダをいれて混ぜてるのか。すみません読者の皆さん、うちの勇樹って時々壊れて変なこと言い出すんですよ)
手こずることなく、慣れた手つきでコンロやオーブンを扱う!
そして見事な盛り付け!
完成した料理は、もはや五つ星レストラン!(作者:これはあくまでも妄想なので、あんまり勇樹の言う事を鵜呑みにしないでください。ちなみに現実世界の勇樹の料理の腕は、マイナス五つ星どころかマイナス百星レストランです)
そして古株は降参し、様子を見ていた店長に店長の座を譲られる。
ここで第一幕は終了!
第二幕では、店長としての料理の腕も判断力も買われレストラン大臣に任命されるのだ。(作者:あれ、勇樹の使ってる言葉がおかしいぞ?……混乱を避けるため訂正します、レストラン大臣は現実にはありません)
そして第三幕では、いよいよ!
「では、今年度のレストラン王に……レストランの神様とすら呼ばれる実力者、井上勇樹を命名する!」
とたんに湧き上がる、わあああーっという歓声。
僕はタキシード姿で壇上に上がり、ブンブン手を振る。
「ありがとう皆、ありがとう!アハハハハ!!」
ゴン!
ガン!
ドカーン!
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