Prologue

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Prologue

コンビニで傘を買った。 金を払って外へ出ると、すっかり雨は止んでいた。 ふと視界に映るそれ(・・)が俺の思考を停止させる。 …どうやら俺はことごとくタイミングが悪いらしかった。 あぁでもそうか、今日はたまたま厄日だったのか。 と、割り切ってしまえば幾分か気が楽になることを痛感したのも、今思えばこの時だったかもしれない。
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