街角は恋をする

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 まだ誰にも侵入を許したことがないだろうそこは固く閉じているが、指先で撫でてやるとひくりと反応を示した。  そしてそんな素直な反応と同様に、羞恥に赤らんだ顔は期待を含んだ目をしている。清純そうな顔をしているのに性に対して貪欲なところ、嫌いじゃない。 「後ろ向いて、四つん這いになってみろ」 「は、はい」  足に絡まっていたものを取り去ると、竜也は恥ずかしげに頬を染めながら小さな尻をこちらへ向けた。その様子にご馳走を前にした獣のような気分になる。いまにでも襲いかかりたい気持ちをなだめすかし、紛らすようにジャケットとシャツを脱いだ。 「初めてなのにゴムもローションも用意してないなんて準備不足だったな」 「大丈夫です」 「しっかり慣らしてやるから」  尻たぶを掴んで開くと未開発の綺麗な蕾がある。それをたっぷりの唾液を含ませて撫で上げると、腰がビクリと跳ね上がった。さらに柔らかくなるように襞まで丹念に舐めてやれば、枕に顔を埋めて肩を震わす。 「気持ち悪いか?」 「ち、違います」 「じゃあ、中まで挿れるぞ」  尖らせた舌先を奥へと挿し入れれば上擦った声が漏れ聞こえてくる。抉るようにぐるりと内壁をなぞると、甘い声が上がった。あまりにも快楽に従順すぎて驚くが、嫌悪感がないのならば問題はない。  だらだらとこぼれている先走りの滑りを借りて指も押し込めば、刺激を求めるように腰が揺れる。 「こんなにいやらしい身体。いままで手つかずだったなんてな」 「あっ、ぁっ、九竜、さんっ」 「気持ちいいか?」 「いいっ、中、いいです」  ドロドロになってきたそこはもう指を二本も銜え込んでいた。ぐちゅぐちゅと音を立てて抜き挿ししてやれば、甲高い嬌声が響く。枕にしがみつきながら腰を揺らすその姿は、正直見ているだけでもイケそうなくらいに色っぽい。  まだ早いかもしれないが、こちらもさすがにこれでは暴発しかねない。
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