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いじられたことがないという胸の尖りは愛らしい淡いピンク色で、舐めしゃぶるたびに色づいてくる。
「駄目、そこばっかり」
「だけど、いいんだろ? こっちは正直だ」
ベルトを外してスラックスの中へ手を差し入れれば、いまにも弾けそうなほど熱が膨らんでいた。蜜をこぼすそれを手のひらで扱くたびに甘い声が上がって、身震いするような感覚を味わう。
もっと声が聞きたくて追い詰めるようにやんわりと尖りにかじり付いた。するとその刺激だけで身体を震わせて欲を吐き出す。
「あっ、嘘。……こんなの、初めて」
「そんなに気持ち良かったのか?」
「んっ、そんなにされたら、また」
「まだ欲しいだろう?」
余韻に浸る惚けた顔が可愛くて、口づけをしながら赤く熟れてきた胸の尖りを指先で押しつぶした。さらにきつくつまみ上げれば細い腰がビクビク跳ね上がる。性格そのままに正直な身体は再び熱を孕み始めた。
「んんっ、駄目です。またイっちゃう」
「可愛く喘いでくれたら何度でもイかせてやる」
「あぁっ、そんなに、見ないでください。こんなの恥ずかしい」
「ちゃんとこっち見て素直に言えばもっとよくしてやってもいい」
恥じらうように目を伏せたその仕草に、耳元へ誘惑を囁きかける。答えを急かすように耳のフチを舌先で撫で上げれば、肩を震わせながらゆるりと視線を持ち上げた。涙で潤んだ欲情した瞳。その目にゾクゾクと熱情が高まる。
「ぁんっ、そんなにきつくしないでくださいっ」
「痛いくらいが気持ちいいんじゃないか? さっきよりもびしょびしょになってる」
「……き、気持ちいいです。でも、やっぱり、恥ずかしい」
吐き出した欲と先走りで反り立ったものがぬらぬらとしていた。指先で弾けばまたじゅわりと蜜が溢れてくる。トロトロになったそれがやけに旨そうに見えて、身を屈めて口に銜え込んだ。
「いやっ、駄目ですっ! ああっ! ぁんっ、駄目っ! あっ……あっ」
小ぶりな熱は喉奥まで飲み込めばすっぽりと口の中に収まってしまう。
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