ランクアップ審査

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 役所に着いて報告。  ナスカ達は所長室へ入っていく。  本日の報酬536万リラ。  これまでの最高額が手に入った。  呆れ顔でオレを見るサーシャはいつもの事だ。 「ランクを上げた途端にこれですか!」 「サーシャのおかげですげー稼げた! ありがとな」 「オーク百三十四体ってそんなにいた事自体にも驚きですよ!」 「さすがに多かったな。捌ききれなくて何発かもらったし」 「何発かで済むのもおかしいですけどね!」  しばらくしてナスカに呼ばれたので所長室へ入る。 「これで審査は無事終了だ。カイン君やエレナ君はシルバーランクでも通用すると言うんだけどね。今回の審査員であるナスカ君がブルーランクのままと言うので変更はないが構わないか?」 「ランクはどうでもいいからな。サーシャが選ぶクエストに行くだけだし」 「ねぇナスカ。シルバーランクでいいじゃない。パーティーに誘いたいんでしょ?」 「僕達三人だってあの数のオークは倒しきれないよ?」 「だめだ! 武器がないと今後は倒せないモンスターがいるかもしれないだろ!」 「ナスカは心配性だよね」 「もういいか? 腹減ったんだけど」  魔力を消費して空腹なんだよな。 「む! それなら私達も一緒に食べに行く!」  もう要件は済んだので役所を後にする。
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