冒険者

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冒険者

 爆破魔法を手に入れた。  これで戦闘は何とかなると思うし、とりあえず役所に行って冒険者の説明だけでも聞いてこようと思い向かう。  役所の場所はナスカに聞いていたので迷わず向かう事ができる。 「すみません、冒険者になりたいんですけど条件とかあるんですか?」  受付の女性に向かって声をかける。 「はい。冒険者になりたいのでしたらレベルが4以上という事が条件となります」  レベル4? 自分のレベルを知らないや。 「自分のレベルがわからないんですけど」 「見た所十五歳以上と思われますが…… 変わった服装をしていますね」  ジロジロと装いを確認する。 「一昨日この世界に来た迷い人? らしいです」 「もしかしてユーヒさんですか? ナスカさん達から聞いていますよ」 「はい。鈴谷勇飛です。冒険者になりたいんですけどどうしたらいいですか?」 「あ、私はサーシャといいます。迷い人でしたら魔力量は高いはずです。魔力測定して一般の冒険者の魔力を上回っていれば登録可能ですよ」  魔力量が高ければレベルは関係ないのだろうか。 「測定はできるんですか?」 「では奥の部屋へどうぞ。測定器がありますので魔力量がわかりますよ」  サーシャに促されて奥の部屋へ入る。
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