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ミッキー
朝、宿の食堂で朝食を食ってたら役所の職員がやって来た。
「おはようございます。【月華の竜】の方々とお見受けしますがよろしいですか?」
そう、オレ達のパーティー名は月華の竜って名前で、オレが入る前からこの名前で通っているらしい。
そこそこ有名だって事だからそのまま使ってるんだけどちょっと恥ずかしい気もしなくもない。
「ああ。役所からの伝言か?」
「はい、私は役所の職員でトルメアと申します。シルバーランクパーティーの【ミッキー】から伝言を預かって参りました」
ミッキーとはミッシェルのところのパーティー名とナスカ達から聞いている。
ミッキーについてオレは全く知らないのでナスカとエレナに任せよう。
「ミッキーは何て言ってたの?」
「今後受注するつもりだったコカトリス討伐クエストなのですが、月華の竜に応援要請をしたいとの事でした。本日の九時に役所でお会いできればと申していましたのでいかがでしょうか」
「勇飛、いいわよね?」
もちろんオレはオーケーだ。
頷くとトルメアも安心したように笑顔を見せる。
「ではもうすぐですが、本日九時に役所の方へお願い致します。では私はこれで」
トルメアが去り、オレ達も朝食を食い終えて準備をする。
準備と言っても武器持ったり鞄背負うだけなんだけど。
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