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「おい、あっちにいるぞ!」
「先輩、俺が行きまっス」
ザッザッ、と、今度こそ間違いなく、足音がオレの方に向かってる。
そのあとの事は、あんまよく覚えてねえな。
ただ、心の芯から震え上がったんだ。いや、たとえでもなく本当に。
そして、今、オレ、生きてる……?
生きてるの!?
よっしゃあ!逃げ切ったぜ!
はは、こんなにも嬉しいだなんて。
ちょっとオレ、バカになっちまったかもな。
いや、今はバカでも何でもいい。
ホント、感謝だ。
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