8人が本棚に入れています
本棚に追加
さっそく、その神社に参りました。
私自身のことはお願いしません。
あなたが月で平穏に暮らせるよう願いを込めて、
あなたに贈るつもりで、宝貝をお供えしました。
それを、この恋の餞別としました。
ところが東京へ帰る途中、駅の階段で足を踏み外して転落しました。
立ち上がれずに救急車を呼んでもらい
、腰椎骨折、左踵骨折と診断されて手術を受けました。
こうなるとやはり名前の呪いかと訝ってしまいます。
術後、麻酔が切れた時や、看護師さんに体を動かされた時の痛みは本当にきついものでした。
寝返りさえままならないのです。
当たり前に出来ていたことが難しくなると、ただ生きている奇跡に気付かされます。
そして、あなたと出会えた奇跡にも。
感謝が溢れると、やはりあなたが愛しくなります。
最初のコメントを投稿しよう!