28 ザイキン集結!?

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 「分かってるよ」  シドウに荷物を持たせて一緒に洞窟へ戻る。  なんでか分からないけれど、通学路を歩いているような、そんな気分になれた。  * * * * * *  ──左の洞窟  シドウ「食べたら野球でもすっか」  ギンター「いいぞ。相手になってやる」  チカイ「そういえばそういう娯楽品も頼めばくれるんですかね」  サイセ「なら私は本が欲しいな?」  「野球でも読書でもいいが、とりあえずはご飯を食べて、洞窟から出るのが優先だな」  朝ごはんのカツサンドを食べる俺たちを、洞窟の入り口にいる青鬼がじっと見ている。  必要以上は洞窟内にいてはいけないというルールのせいで、夜以外はこういう時ですらゆっくりできない。  アスカ「そうね。青鬼から無言のプレッシャーを感じるわ」  1人消えたにも関わらず洞窟内の空気は今まで通りな気がする。  マイジの荷物はいつの間にか消えていた。おそらく青鬼が回収したのだろう。  それ以外にもいなくなって目で見て分かる変化はある。  だが、みんなその変化を口に出さないように気を使っているんだ。     
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