2 ビッグ烏骨鶏登場だよ!

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2 ビッグ烏骨鶏登場だよ!

2.   小さな女の子「揺れてる」  おばさん「どうしたの?」  この中で恐らく最年少──灰色の制服を着た中学生の少女が急に何かを口にしたが、声が小さく聞き取れない。少女に歩み寄って尋ねると少女は俺を怒鳴った。  小さな女の子「地震!!」  「じしん!?」  じしんを地震のことだと理解した時には、俺も体で大きな揺れを感じていた。  森の木々が晴天の中、嵐に吹かれるように揺れる。  何とか立っていられるがこれが街中だったら何かが頭上から降ってきたかもしれない。   もしくは建物が崩れる可能性もある。それくらい死を感じさせるほどの揺れ。  「ほんとうだ! 揺れてる!」  眼鏡のおじさん「おいおい冗談だろう?」  スーツの女性「いいえ、揺れているわ」    全員が揺れているか、揺れていないかしか口にしなかった。  だがすぐに、揺れていると認めざるを得ないほどの、更に強い揺れが俺たちを襲う。  それは砂浜の上で立っていられないほどの揺れだった。  気弱そうな男「これ、まずいんじゃないの!?」  太った男「ヤバいヤバいって!」  爽やか野郎「12人揃ったら地震が起きるとかどんな仕組みなんだろうな?」     
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