29 ザイキンうじゃうじゃ

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 それもそうだ。もしもこれがタマゴに聞こえていたら処刑されるだろう。  彼女は体だけを冷静に保つので精一杯だったように見える。  ギンター「俺はお前をずる賢しこい(クレバー)だと思っていたが、どうやらそこのシドウと同じらしいな」  シドウ「漆と俺が同じ!? どこがだよ!」  漆「自分でもバカだと思うよ。けど島から出るにはこれしかないと思った」  タマゴを殺す・・・そんなこと無理だって漆ならとっくに分かっているだろう。  逆らえばミサイルを発射されるんだぞ。まず第一どうやってあいつに近づく。  あいつのいるビッグ烏骨鶏(黒船)は海の上。  そもそも、タマゴが実在するのかすら謎だ。  しかし漆もきっとこれらは考えたはず。  考えた上で決断して俺たちに真剣にお願いした。だから尚更そんな漆に驚かされた。  キケツ「ちなみに私とウラハくんは賛成したし本気だよ」  ウラハ「あの対決ゲームはこっちが絶対不利になるように操作さているからね。こっちもまともにやっちゃダメだと思った」     漆「今この場で返事を求めるつもりはない。でもそっちのメンバーで協力してくれるやつがいるなら──」  「賛成だ。俺は協力する」  予想していた通り俺はその瞬間周りから、なんで協力するんだ?     
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