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それもそうだ。もしもこれがタマゴに聞こえていたら処刑されるだろう。
彼女は体だけを冷静に保つので精一杯だったように見える。
ギンター「俺はお前をずる賢しこいだと思っていたが、どうやらそこのシドウと同じらしいな」
シドウ「漆と俺が同じ!? どこがだよ!」
漆「自分でもバカだと思うよ。けど島から出るにはこれしかないと思った」
タマゴを殺す・・・そんなこと無理だって漆ならとっくに分かっているだろう。
逆らえばミサイルを発射されるんだぞ。まず第一どうやってあいつに近づく。
あいつのいるビッグ烏骨鶏は海の上。
そもそも、タマゴが実在するのかすら謎だ。
しかし漆もきっとこれらは考えたはず。
考えた上で決断して俺たちに真剣にお願いした。だから尚更そんな漆に驚かされた。
キケツ「ちなみに私とウラハくんは賛成したし本気だよ」
ウラハ「あの対決ゲームはこっちが絶対不利になるように操作さているからね。こっちもまともにやっちゃダメだと思った」
漆「今この場で返事を求めるつもりはない。でもそっちのメンバーで協力してくれるやつがいるなら──」
「賛成だ。俺は協力する」
予想していた通り俺はその瞬間周りから、なんで協力するんだ?
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