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サイセ「知恵を焼いてどうするの。文殊の知恵でしょ」
みなポジティブな雰囲気で漆を囲んだ。
だがまだ1人、俺の背後に立ったままの男がいる。
ギンター「どうやら俺以外は漆に協力するらしいな」
ギンターの経験と知識。単純な腕力はタマゴを殺す上で欠かせないだろう。
彼が力を貸してくれなければ実行するのはとても難しく──
ギンター「そんな顔をするなノリト。本当なら関わりたくないとてもバカな作戦だが。俺もそのバカな作戦を考えたことはある。力になろう」
「……ありがとうギンター!」
漆「あなた達全員が協力してくれるとは思っていなかったわ。ありがとう」
差し出された漆の手を俺はがっちりと握った。
その時の彼女はとても可愛いく笑った。
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